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2017仙台市での選挙結果等

 1.はじめに

 2017年に仙台市では、仙台市長選挙、衆議院議員選挙そして宮城県知事選挙が行われた。一つの記録して、その結果等をまとめたものである。

 

 2.結果等

 結果の図に関しては、以前に書いたブログの再掲である。

 宮城県知事選挙の結果については、あまり触れる点はない。衆議院議員選挙とダブル選挙となり投票率が増えた。その結果、より多くの信任票が得られたので4期目を務める村井知事にとっては良い結果となったのではないだろうか。

 今年の注目すべき選挙は仙台市長選挙及び衆議院議員選挙宮城第2区であろう。先ずは、仙台市長選挙から見ていくとする。野党系の候補であった郡氏が当選した。勝因の一つには、国政野党が一致団結した点は大きいだろう。前年の参議院議員選挙でも野党系の候補が当選していたので、あまり驚きはなかった。思うのは、奥山前市長は引退するなら、もっと早く表明するべきであった。そして、特定の候補者の支援に前面に出るのは正直どうかと思った。「立つ鳥跡を濁さず」という言葉を知らなかったのだろうか。結局、奥山前市長が残した教育行政、選挙管理委員会の問題や別の候補者を支援したことによる内部でのわだかまりで郡市長はいっぱいいっぱいであろう。

 この流れを受けての衆議院議員選挙であった。大票田の宮城第2区で与党系と野党系の候補者の一騎打ちとなった。誰でも何らかの大きな調整が働いたと考えるだろう。結果としては、最後の最後まで当選確実が出ない接戦の末、現職で与党系候補の秋葉氏が当選した。この結果は非常に意味があることである。参議院議員選挙、仙台市長選挙と野党が協力することで野党系が勝利を収めてきた。そこに一矢報いた形だ。50%を超える投票率の中での結果なので、如何に仙台市内で与党系と野党系が拮抗しているかわかる。結果は単純に与党系と野党系だからと片づけられるものではない。勝敗を分けた僅かな差は何なのかはもちろん私にはわからない。多くの要因があるとは思うが、だいだいの票見込みの参考になるデータだと思う。相関関係は不明であるが、過去に仙台市議会議員選挙の結果についてもまとめたのでそちらも参照いただければと思う。来年は大きな選挙がない年である。一番安堵しているのは、仙台市選挙管理委員会ではないだろうか。仙台市選管は一つの選挙も完ぺきに選挙事務を遂行するができなかった。仙台市選挙管理委員会こそ、包括外部監査を受けるべき団体であることは間違いない。当選された方の益々のご活躍を祈念して結びとしたい。

 

閃光のクレア