オレコレ、アップデートについて
１．はじめに
平成29年10月7日現在において公式よりアプリ内お知らせに示されているver.1.3.0アップデートについて個人的な感想を述べるものである。現情報では、好ましくないアップデートだと考えている。
２．アップデート内容
①新たなレアリティ「Victory」の追加
②限界突破の仕様変更
③進化の仕様変更
④「パワーアップガシャ」の追加
上記は、オレコレアプリ内のお知らせ「ver.1.3.0アップデートのお知らせ（10/6）」より引用
①に関しては、現在の最大レベルが60までだったことよりさらに引き上げるものと考えられる。ジャンプ覚醒してもレベルが変わらなかったので、最初からこの構想があったと思われる。これはゲームの発展を考えれば好ましいものと言える。
②に関して、「限界突破」が「オーバーブーストゲージ」に代わるらしい。これは必要枚数が何枚かわからないので未だ改悪とは言いきれない。現在は、同一キャラカードが6枚あれば限界突破を最大にすることができた。お知らせ内の例を見ると6枚で済みそうにないように見える。また、これは次に述べる③に対応させる形で仕様変更となったと考えられる。
③に関して、ここが最大の仕様変更と言える。「進化素材は使用できなくなります」と赤字ではっきりと明記されている。キャラカードを進化させるのに、同じレアリティのキャラカードを使用しなければならない。そしてレアリティに応じて進化に必要なキャラカードの枚数は異なると明記されている。このゲームは星3キャラカードでも星5に進化させられる。現在の進化素材システムにおいては中級者以上であれば、容易に星3から星4、星4から星5へ進化させられる。そして、同一キャラカードは6枚までは現状の「限界突破」仕様において無駄にならない。だから、現在のゲーム環境ではキャラカードはレアリティに関わらず非常に大切である。その非常に大切なキャラカードを複数枚進化のために消費させるシステムに変更するというのだからユーザーの物議をかもしている。
お知らせ内で進化に必要な枚数が示されていないので改悪と断定できない部分もある。そして、上級者は同一キャラカードを既に6枚以上持っていることだろう。上級者にとっては、初心者との差別化が図りやすく好ましい変更と言えるかもしれない。一方でこれから始めるユーザーや、あまり課金ができないユーザーにとっては進化等の育成が厳しいものになる可能性がある。
これは現在のガシャ確率と連動するものだと思っている。現在は星5は5％、星4は25%そして星3は70%である。仮にお知らせ内のイメージにあるように星4から星5へ進化させるのに星4のカードが4枚必要だとしよう。ガシャから星4のカードを4枚引くには確率通り出たとして16回ガシャを引かないといけない。そして、進化させる意中のキャラカードを引かなければならない。アップデート後においては、厳選したキャラカードを育てるゲームと変わってしまう。今までは好きなキャラカードやデザインの気にいったキャラカードを星5に簡単にたくさんできた。現在のように遊ぶにはそれなりのキャラカードの枚数が必要になってくる。つまり、ガシャをそれなりの回数引く必要があるということだ。この点に関しては、他のソーシャルゲームにおいては珍しいことではない。その分、今まではオレコレの特異な点であり、優良ゲームと言われてきた。
オレコレリリースから100日を迎えようというところで、この使用変更である。物議をかもすのは当然であると考える。今までにできていたことに加えてのシステムの追加ではなく、今までできていたことをできなくして新たなシステムの追加という方法であり、現在のシステムに慣れていたユーザーに不満が生まれるのは自然なことに思える。オレコレに関してユーザーが不満に思っていた点は、キャラカードの育成であったとは思えないし、育成方法に関しては私は不満を感じていなかった。
④に関して、ここが今後鍵を握っていると考える。「パワーアップガシャ」はどうやって引けるのか、どのようなものが排出されるのかによって育成方法が大きく左右されると思う。詳細が全く書かれていないので、詳細を待ちたい。
３．まとめ
青天の霹靂のアップデートのお知らせであった。率直な感想は、「他にやることあるだろ」だ。ユーザーはイベントの更新頻度であったり、参戦決定を発表した作品がなかなか実装をされなかったりとそのあたりの不満が大きいものだと私は考えている。「I"s」や「スラムダンク」という人気作品をちらつかされて、期待を持って始めたユーザーもいると思う。何でこのようなアップデートをする気になったのか運営殿に聞いてみたいものである。
アップデートによって「パワーアップガシャ」で簡単に進化させられるカードが出る可能性もあるので、アップデートがどう転ぶかを断定することはできない。少年ジャンプ50周年のめでたいアニバーサリーにあまりに一方的な運営にならないことを望むばかりである。
葦月伊織を待ち焦がれた閃光のクレア