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仙台市職員の懲戒処分等について

数字だけ見てもこれが多いのか少ないのかは、わからない。懲戒処分数については、仙台市と宮城県で比較すると平成27年度に限られたデータではあるが、仙台市職員の処分数の割合が高いと言える。また、仙台市は免職者が毎年出ていて、平成27年度は6人出ていることが、宮城県との違いと言える。仙台市の職員数は、宮城県の職員数の約34%なのに懲戒処分数がおなじ程度の数なのは問題があると言えるだろう。戒告が多いならまだしも、それ以上の処分はある程度の犯罪等の重大なことを起こさないとならないことを考えれば市民の側からすると信頼できない。はっきり言ってしまえば、窃盗や盗撮等の犯罪を起こす人たちに個人情報や財産を委任できないということだ。もちろん、処分を受けているのは職員全体からすればごく限られた職員だけである。また、懲戒処分の基準や委員会はそれぞれ違うので一概に言えるものではないことを付け加えておく。簡単に言えば、宮城県の処分が甘いだけという可能性もあるということだ。 

 仙台市人事行政と宮城県人事行政の運営状況の公表については、明らかに仙台市の方が情報量、見やすさともに優れていた。宮城県のホームページは見づらく、その上前年度のデータの上に更新する仕組みにしているので大変不便である。宮城県は退職者も理由別ではなく一括して載せているなど、手抜きと言わざるを得ない。宮城県庁のトイレが最新のウォシュレットであること以外、宮城県(庁)の特に良い点は思いつかないことを最後に述べておく。

                                                                                  以上