仙台市選挙管理委員会、不正等の歴史
1.はじめに
10月22日に衆議院議員選挙を迎える。仙台市選挙管理委員会は、前回平成26年12月の衆議院議員選挙では976票もの白票を水増しするという大事件等を起こした。それ以後も一向にミスはなくならず、7月に行われた仙台市長選挙でもミスは起こった。前回の衆議院議員選挙以前の選挙に関しては、不正の兆候・証拠が見つかったが奥山前仙台市長の判断で調査を打ち切って闇に葬り去り、ブラックボックスとした。ここに公正明大な選挙が行われることを願い、前回の衆議院選挙以降の不正等を一覧にしてまとめる。
2.一覧
・平成26年12月衆議院議員選挙
小選挙区で集計ミスを隠ぺいするため、白票を976票を水増し
最高裁判所裁判官の国民審査の票も不正に処理
比例でも誤りが発覚
真相解明や原因は不明のまま職員3名を懲戒免職にしてトカゲの尻尾切り
・平成27年8月仙台市議会議員選挙
集計ミスにより開票状況確定が遅れる
・平成27年10月宮城県議会議員選挙
集計ミスにより開票状況確定が大幅に遅れる(開票終了午前4時45分)
・平成28年7月参議院議員選挙
有権者に「選挙人名簿から抹消された」と虚偽の説明をし、投票させなかった
選挙人名簿に載っていない人に誤って投票用紙を交付
期日前投票場所を誤記載
集計ミスにより開票状況確定が大幅に遅れる(午前3時3分)
・平成29年7月仙台市長選挙
候補者のポスター審査に関して不適切な対応
泉区の集計ミスにより開票状況確定が遅れる
3.まとめ
選挙とはミスが起こるのが当たり前なのだろうか。選挙とは民主主義の根幹を支える非常に大切なものと義務教育で教わるはずだ。現在の状況を仙台市教育委員会ではどのように考えているのだろうか。これほどにミスを起こし選挙を何だと思っているのかと言いたくなる。票数をいじることが可能なことを示した。これだけミスを起こし正しい選挙が行われていると信頼することができるのだろうか。そもそも起こったミスが正されたという保証はどこにあるのだろうか。アルバイトの割合を減らし、正職員の割合を増やして何か改善されたのだろうか。アルバイトを採用していたのは人件費削減のためであろうが、これだけ開票状況確定が遅れれば一体いくらの時間外割増賃金が発生しているのだろうか。例えば40代の中年職員の時給が千円、二千円なわけがない。自分たちでミスをして仕事を増やして、自分たちでミスをして割増手当を発生させるというとんでもない負のスパイラルを生み出している。
そしてあろうことか、仙台市長選挙では投票日を土曜日にしようとアンケートを取り出した。市民・選挙をなめるのもいい加減にしてもらいたい。マニュアル等に重点を置くだけではなく、選挙とは何なのかを改めて勉強し直した方が良いのではないか。どの面を下げて高校生に啓発活動をしているのだろうか。まず自分たちの組織、選挙にかかわる者で勉強啓発するべきだ。
衆議院議員選挙は小選挙区、比例そして最高裁判所裁判官の国民審査の3つの投票があり、選挙事務の中では最高難易度である。そして、今回は宮城県知事選挙も行われる。仙台市選挙管理委員会の能力を考えれば極めて厳しい作業である。選挙はだいたいあっていればよいという性質のものではない。1票でも不適切に処理することは許されないはずだ。でなければ、有権者が投票に行く意味がない。
杜の都仙台で一点の曇りもない清らかな選挙が行われることを願うばかりである。
閃光のクレア
参考文献
仙台市選挙管理委員会<https://www.city.sendai.jp/shise/senkyo/index.html>