オレコレとは何だったのか。

   オレコレとは何だったのか。

 

 1.はじめに

 私はオレコレログイン日数94日のユーザである。図を見てもらえばわかるように、それなりにやりこんでいる。多くのユーザーが感じているようにオレコレは現在絶賛充電中で、やることが普段以上にない。新規イベントがない。教科書にないッ!このあたりの感想を書きたいと思う。

 

 2.オレコレとは

 オレコレとは「週刊少年ジャンプ オレコレクション!」の略である。名前にあるとおり653万部発行した伝説的記録を持つ週刊少年ジャンプ(以下ジャンプとする)を題材にしたスマホ向けの作品・ゲームである。ジャンプの50周年を記念した事業の一つである。ジャンプの作品が一堂に会するということでサッカーで言うところの銀河系軍団、バスケットボールで言うところのドリームチームになることは間違いなく、スマホゲーム界に旋風を巻き起こして当然だと思われた。そう優勝して当然のメンバー(作品たち)であった。しかし現状は旋風どころがランキングにも入ってこない大コケである。これだけの作品を投入しながらこの現状を信じられるだろうか。ドラゴンボール単体のゲームである「ドッカンバトル」は何度もAppStoreランキングで1位を取っているのにである。

 

 3.現在までを振り返って

 ドラゴンボールのイベントまではゲームの流れとしては悪くなかった。限定ガシャで人気作品のキャラカードを出し、限定イベントでメダルを集めジャンプ覚醒をさせる。サブ要素としてアリーナでポイントを集め限定キャラカードを手に入れる。ある程度ゲームが確立してきていた。それがドラゴンボールイベントが1か月以上続き、新規イベントが行われなくなりアップデート予告が出されて一変した。

オレコレについてユーザーは口をそろえて優良アプリとして称してきた。これは課金をしなくても十分遊べるということを意味している。私は50周年の記念事業の一つとして昔の作品から現在の作品までを紹介し、ジャンプ作品を一層盛り上げたり、書籍の購入等へ繋げたりするのが目的だと思っていた。だからゲーム内での課金要素を極力削っているものだと思っていた。これは推測に過ぎないが、思っていた以上に運営が上手くいかなかったのだろう。イベント等の更新頻度が3週間であったり、電影少女のイベントの時は3ステージだったりと開発が追い付いてないのはユーザーが皆感じていたことだろう。運営殿の初期の目論見・戦略が外れたのはほぼ間違いないだろう。だからこそ、運営殿は現在一方的に充電期間、ジャンプで言うところの休載期間に入ってしまった。今後予定されているアップデートについてはこちらに書いたが、キャラカードの育成について大幅に変更されるようである。この点に関しては、一ユーザー、ジャンプファンとしては非常に残念である。個人的には現在67連続で星5が出ていないので、アップデート後においてもこの状況が続けば悲惨な状況である。

 

 4.今後について

 前向きに捉えれば、オレコレの一部が終わり二部がこれから始まろうとしている。かつてデスノートがそうであったように、これからさらに発展するための充電期間と考えられる。私の推測としては、スラムダンクの参戦の前に効率的な資金回収のシステムを構築する必要があると考えたのではないかと思っている。ほとんどコンテンツ化されないスラムダンクが参戦されれば、話題性があり一時的に盛り上がることだろう。その期を逃さないようなシステム作りを考えているのではないだろうか。上記で述べたように、これだけの作品、例えばドラゴンボール、ワンピース、幽遊白書やこち亀が既に参戦しているのに、このまま低空飛行で終わって欲しくないというのはジャンプファンのユーザーが思っているところであろう。ぜひ威信をかけて運営殿には二部を頑張っていただきたい。次々に新しい参戦作品が発表されるのは、嬉しくはあるがこのゲームが見切り発車でスタートしたのを印象付けている側面もある。スラムダンクについては主人公の桜木花道のみ参戦が発表されているが、流川やゴリも参戦して欲しい。これは他の作品にも言えることである。既に参戦している作品の充実と敵キャラクターをガシャから出さないという勝手な縛りの再考はユーザーが求めているところではないだろうか。とにかにジャンプを使っているのだから、ポテンシャルの塊である。このように私が穏やかで前向きな文章を書けているのは偏に「欅のキセキ」がリリースされ、そちらに夢中だからである。多くのユーザーは離れていってしまったもしくは距離を置いている現状は改めて知って欲しいところである。「もう慌てる時間だ」。オレコレとは何だったのかと言われないような作品になることへ僅かな希望を抱きつつ筆を置きたいと思う。

 

閃光のクレア